2015年 11月 05日
裁判員をした。 |
裁判員裁判ってあるでしょ。
もうかなり前に始まりましたが、自分には関係ないしーと興味もなかった。
2年ほど前に裁判員しました。
そしてわかった事、決して秘密にしなければならない事はない。
詳しい内容、鮮明な住所。被告の名前とかを公開してはならない。
特にネットなどでは注意する。それは最初に言われました。
最初に裁判所からドカンと大きな封書が届いた。誰かに訴えられたのか!と驚いたよ。
裁判員に選ばれたので覚悟しておけ!的な書類とDVDが入っていた。そして何事もなく忘れていた。もうすぐ1年経つ頃、呼び出しの封書が来た。国民の義務。行かねばならぬ。
指定された当日、私の場合はね、50人程が裁判所の広い部屋で番号を渡され、この中から6人選出しますと言われた。補欠2人も。
別室で面接があった。裁判長始め5、6人の人がにこやかに質問された。
専門的な事ではない。日常会話である。
どんな人にもビビらない私は普通に知り合いと話す時と同じ感覚で話したよ。
全員終わって、これから呼ぶ人は別室にすぐ移動してください。あとの方は交通費や日当の手続きをして帰って下さいと。
次の日の朝から夕方までずーっと裁判所詰め。
裁判長を中心にその内容をみんなで語り合う。
裁判にでる。テレビのドラマでみたままのひな壇に座り、検事の意見、弁護士の意見、被告人の話し。証人の方の話し。
毎日毎日裁判長裁判官、6人と2人で話し合い、刑を決める。
素人ですから参考意見くらいと思ってましたが全然違う。6人の意見重視。
会社員の方々は仕事のほうがよっぽど楽ですよねと言っていた。
私も毎日疲れたが、世の中にはこんな事が毎日起きているのだと、テレビドラマより迫力ある現実を見ながら勉強になった。
段々裁判長とも親しくなり、冗談言ったりしながら昼食をしたり和気あいあいの雰囲気になり、最後の日は少しお別れかぁ〜と淋しさも感じたりした。
結論として、重大な罪を犯した被告人、若い女性でしたが、証人として出廷していた両親の話しや様子を見ていて、私はこう思った。
この母親の影響は大きいなぁ!と。
ある意味被告人に同情心もわいた。
そしてそれは裁判長にも伝えた。
大きく頷かれた。
判決にはそれがかなり影響した。
母親はしっかりしなければと実感した。
いい経験でした。
by memmon
| 2015-11-05 14:54
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